2021.5.23


三年目。

彼らを「好きでいる」という事について、改めて思索する時間を多く持った一年だった。


世界的にも、グループとしても、自分個人としても、環境に大きな変動があった。


失うものの多さと共に、周りを覆っていた沢山の感情や思考が削ぎ落とされて、本当に大切な原点を再確認出来たような気もする。


欲求とか、正義とか、正解とか、沢山のものを抱えて大好きを追いかけてきたけど、それらが使い物にならなくなった時、尚も自分の中心に残って動かないものは何か、見つめ直すことをした。

その「だけ」が最も大切で、充分に大きなものだと、彼らから教えてもらった。


だからこそ今、彼らも、本当に大切なものだけを抱えて、周りの何かに囚われ立ち止まることなく、進み続けてほしい、と願っている。

その「真ん中」さえ見失わずにいれば、揺るがぬ正解だと信じて止まなかった後のあれやこれは、きっと足枷にするほど大して重くはない。


知らないふりをしたって良い。

これまでそうだったように、彼らが望んだ景色は、きっとちゃんと、皆の幸せになる。


周囲に溢れる沢山の指標をその身に貼り付けていなくとも、彼らは自分たちの目指すべき場所や、そこに辿り着くための努力の仕方を知っていて、踏み出す勇気も、進み続けるひたむきさも、全部持っている。


三年もすれば分かった。

この三年は驚く程にあっという間だったけど、あっという間だったのは、彼らがその歩みをどこまでも止めずにいるからだ。


この先、もしも私たちが彼らに何かを与えられるのだとすれば、それはきっと、温かさだと思う。


絶えず先を見据え続けるその目が、不意に傍や足元に向けられた時、そこにいつも、出来る限り多く、ピンク色の優しさが広がっていれば良い。


それが偶に、次の一歩への安心に変われば良い。


四年目。

追い求めたい何かが彼らの中にある限り、彼らの周りに溢れる愛情全て、その実現のために使われるべきだと、本心で思っています。


どんな姿で、どんな場所にいて、どんな道程を辿っていても、彼らが彼らであり続ける限り、私はKing&Princeのことが大好きです。


それが全てで、それだけはきっと、これからも、何にも邪魔されないと分かったから大丈夫。


三周年、おめでとう。

幸せでいてね!絶対!





無題


引き留めたい理由も、見たい顔も、聞きたい声も、追いたい姿も、伝えたい事も、数え切れぬ程ある。


それらを一緒くたに毛布で包み込んで、「幾らでも待つ」「居てくれるだけで良い」と言った。


柔らかく温かいその中身はとても重いものだと分かっていながら、どうしても譲れずに、差し出す他に手段が見当たらなかった。


今までに彼が描いた展望や、こちらが彼に託した夢、見せてもらった美しい景色、全てが未だ鮮やかに色と光を帯びたまま、未来を待っているから苦しい。


久々に彼の側から聞く仲間の存在や、ジャニーズアイドルの世界は、一点の曇りもない愛情と綺麗な思い出で塗り潰されたままで、退く事実を飲み込む理由の一欠片にもならなかった。


「彼とはずっと親友」

5人はそう言った。

その繋がりが少し形を変え、こちらの視界から外れるというだけである。

充分に理解出来た。

しかし、我儘な自分にはその景色を手放すことがどうしても辛かった。

自分に見える景色の中で、自分がこの先見たい景色の中で、神宮寺くんの、5人の隣に岩橋くんがいて欲しい。


これは、こちらの願望の話。


「ずっと6人仲良くいたいですね。」

「今は僕の番じゃないけど、他のメンバーをより一層輝かせてあげるっていうのが僕の役割だと思ってるので」 

「もっと大きなグループになって、今まで応援してくれてた人に色んな作品を届けられたらいいかなって思う。それが僕の恩返しだと思う。」

「いつかLIVEしたいもんなぁ、ここ(東京ドーム)で。」


アイドルとして駆け抜ける彼が放った言葉も、


「新しい道に進んでも僕はティアラの事が大好きです。」

「僕の青春時代を皆と共に過ごせた事は、人生最高の思い出です。」

「King&Princeのメンバーとして一緒にデビュー出来た事は、人生最高の誇りです。」

「僕はずっとずっとメンバーの事が本当に大好きです。」


この決断を前にして彼が放つ言葉も、


全てが確かに本物であったように思う。

何一つ嘘になること無く、内側からの光を抱いたまま、静かに仕舞われようとしている。


何処か儚く目の前から消えてしまいそうでいて、自分の存在意義や使命に根を張る強さを持っているのだろうと感じる人だ。

何かを放棄するわけでも、妥協するわけでもなく、最初から最後までずっと、大切に思う誰かに向け、自分の存在を全うしている。


これはきっと、願望や正解不正解ではなく、一人の人間の人生の話。


彼は、正真正銘最高のアイドルだった。


彼がアイドルとして歩んできた道程にあるもの、全てが紛れもなく彼の財産であり、彼から貰ったものも、全てがずっと、誰かの中の宝物である。


限りある人生、彼が多くの人の中で真摯に生きてきた末ならば、そこにある愛情はこの先、他でもない彼の思う彼の幸せに向け費やされるべきだ。


どうかその深い愛を一番に自分へ、我儘に生きて欲しい。


11年間、アイドルで居続けてくれてありがとう。

ずっと、自分の他に沢山の人を想い続けてくれてありがとう。


これからの彼に、今まで周囲に与えた何倍、何十倍もの愛情と幸せが降り注ぎますように。


大好きです。


リボンをかける

神宮寺勇太くん、23歳のお誕生日おめでとうございます。


去年、同じ日に同じ場所で、色々な事を祈りながら拙い文章を紡いだりしましたが、その祈りが届いたというより、祈りなど必要なかったんだろうなと思う程、あらゆる物を自らの手で得ていた一年だったと感じます。


ただ率直に称嘆し、憧憬にも似た眼差しでその姿を追いかけていました。


貴方をそこまで突き動かすのが何物なのか私には知る由もないですが、仮に「向上心」という名を付けるとして、その「向上心」が絶えず貴方の中でジリジリと熱いまま生き続けている事が、どうしようもなく輝かしく眩しくて、時折泣きたいような気持ちになります。


私には無い物、あっても足りない物であり、それがどのような原理に基づいて動くのか想像してもしきれないのは相当情けない事ですが、そんな私が、貴方を追いかけることによって、ちっぽけな日々に幾許かの勇気と活力を分け与えてもらっている事。


今に始まった話ではないですが、私が貴方に与えられる影響など微塵もない一方で、私はいつも貴方に貰った物ばかり抱えている事。


きっと絶対に幸せです。


少し前まで、私には貴方の幸せを未来に向かって願う事しか出来ないと考えていましたが、今ではそれさえ必要ないように思えます。


私なんかが願ったりしなくても、貴方は自らの意志と身をもって、自分が望み望まれる道へ突き進んでいくのだろうと、特にこの一年で痛感させられました。


なら、私は、何の為に貴方を好きでいるべきか、追いかけているべきか。


考えましたが、結局は全部自分の為でした。


貴方を好きだという気持ちを開けられた窓口へ無境に差し出し、貴方から受け取った笑顔や希望や感動を抱きしめて自分の財産にしていました。


それで良いと言われれば良いのだろうし、エゴイズムだと言われれば確かにそうなのだと思います。


そもそもそこまで難しく考える事柄じゃ無いのかもしれないけど、気楽且つ適当に考えるには、私の中で貴方の存在が大きくなりすぎているから。


だから、私の思いも言葉も一生一方通行だろうと、その矢印さえ道を逸れることがあろうと、私は私の自己満足で、貴方の飛躍と幸せを願います。


自らの仕事に誇りを持って、全うしようと道を開拓し、走り続けようとしてくれる貴方である限り、自分の労力や優しさや賢さを、周囲のために差し出せる貴方である限り、どうしても幸せの頂点にいてほしい。


私の願いやそれに伴う行動が、貴方に少しでも影響を与えるか、力になるか、そんな自意識は最早問題ではなくて、自らの幸せを願うのと同じくらい、貴方の幸せを願わずにはいられないんです。


これから先も、どうか、勝手に、その背中を追いかけさせてください。


こちらが追いつけなくなって、見える影が小さくなっても、振り向かなくていいし、手を差し伸べたりしなくていいから、その分、行先にある貴方の見たい景色を、全部見てください。


こんな拙く傲慢な文章も、結局は自己的に浸り消化する行為の一つにすぎませんが、それでも。


23歳の神宮寺勇太くんに、沢山の光が降りかかりますように。


眩しくてこちらが思わず目を細めるくらい、未知数の輝きを手に入れ続けられますように。


貴方に貰った物たちを胸一杯に抱えて願います。


2020.10.30




ハッピーエンドよ、永遠に



神宮寺勇太くん、22歳のお誕生日おめでとう。


そして入所9周年おめでとう。


今まで、そして今この瞬間も、アイドル神宮寺勇太を背負っていてくれてありがとう。




私は今物凄く、猛烈に、貴方の幸せを願っています。


何故なら貴方を好きになって私は、日々とんでもない量の幸せを受け取り生きているからです。



「アイドルでいてくれてありがとう」

「幸せでいてね」


神宮寺くんを好きになってから、事ある毎に口にしている気がします。


毎度毎度テンプレか、もっと他に言うことないのか、と自分でも呆れるほどだけれど、それでも口にし続ける理由は単に語彙力が無いからというだけではなくて、


アイドルのファンをしているとたまに、アイドルの幸せを見失うことがあるからです。


自分が幸せすぎて、無自覚のうちに自分本位の独りよがりになっていたりするからです。



アイドル神宮寺勇太を好きになって、その歌声や姿や笑顔から元気をもらって、SNSを始め沢山の素敵なヲタクの皆さんに出会って、好き勝手に愛を語り合って、毎日幸せで、全部全部、神宮寺勇太くんのおかげです。



でも、なら、アイドル神宮寺勇太くんの幸せって何?って思います。



ヲタクの幸せばかりが先走って、彼自身の存在価値や幸福が追いつかないのではないか。ただのヲタクの幸せ工作の材料になってしまってはいないか。勝手に心配になったりします。



よく、ファンの声援とか笑顔とか愛とか、そんな答えを耳にするけれど、それらだけじゃ到底釣り合わないほど、大きくて重いものを日々背負っているように思えて仕方ないことが度々あるんです。


きっと9年前は、漠然とあのステージの上の輝きに憧れてこの世界に足を踏み入れたんだと思うけれど、今の貴方はきっと、その輝きを手に入れるための苦難や責任の重さを知ってる。


その輝きは綺麗事だけじゃ成立しないことも、その裏に沢山のエゴや理不尽が付いて回ることも、多分知ってる。



そんな中で、自分を取り巻く人々や環境を愛し、その渦中に純粋な幸福を見出す、なんて、私ならきっと出来ないだろうと感じてしまうから。


私達と貴方、幸せの指針が指す先は交わらない。こちらの愛はあくまで壁打ちの自己満足。

それでいいと思ってた。貴方が少しでも傷つかずに済むのなら、それがいいと思ってた。



でも貴方は言いました。

「爪まで綺麗にしてきてくれてありがとう。嬉しいよ。」


貴方を想って作り上げたただの自己満足が、確かに「貴方のため」に変わりました。



貴方は言いました。

「どこにいてもその人のこと考えちゃうんですよね。ファンの子。」


交わるはずのない一方通行が、どこかで少しだけ触れ合う気がしました。



例えばこれら全部嘘でもいい。アイドルでいるための作り物でもいいです。誰かにくだらないと言われたって構わない。


混沌とした中、ちゃんと言葉にして、アイドル神宮寺勇太とそのファンの繋がりを描いて見せてくれる貴方が好きです。


自分の怜悧さや優しさを、相手のためにさらりと差し出してみせる貴方を尊敬します。


貴方のファンでいて正解だったと、紛れもなく思える事が嬉しいです。




「運命の人が見つかるまで俺を好きでいたらいいじゃん」

「僕がその人の思い出になれたら」


自らの存在までも差し出すかのようにそう言う貴方を見て、心の底から、アイドルだ、と思いました


永遠など持ち合わせていない、けれどその身体ひとつならず沢山の人の中で生きる、アイドルそのものだと思いました。



私は今、アイドル神宮寺勇太くんと思い出作りをしています。

22歳の神宮寺くんとも沢山の思い出を作ろうと思います。


いつか必ず来るその日に、手を振るのもままならないほど両手いっぱい抱えていられるように。




今、望んでいた場所に立てていますか?見たかった景色が見れていますか?


今は何を目指していますか?



時には自分を押し殺してまでアイドルとしての自分を全うしようとする貴方が目指す場所を追い求めるための手段であるなら、何であろうとこちらに止められることなど無いけれど、自身の希望だけでは成り立たない世界だということも自分なりに分かっているつもりだけれど、これからの貴方が見据え、歩んでいく長い道のりには、確かに幸せが見えていますように。



まだまだ始まったばかり、きっとこれから貴方はどんどん前に進み、成長し、沢山のものを味方につけて、強くなっていく。


時には何かを犠牲にして、何かを手に入れて、ゴールの見えない道のりの中で、確かに上へと登って行く。


そんな道のりに、進む原動力となる未来形の幸せが、耐えず貴方の先で輝き続けていて欲しい。


 もっとお金が欲しいとか、人気になりたいとか、美味しいカレーが食べたいとか、ギターが欲しい、デニムが欲しい、タピオカが飲みたい、何でもいいです。小さくてもいいです。



貴方が当時100円で描いた大きな夢が、夢のままで、終わらないように。


些細な何かで簡単に変わり得る不確かな景色に囲まれた今その目の前の一歩が、貴方の義務と化さないように。


貴方がアイドルでいるその一分一秒に、貴方自身の中で確かに価値が生まれていてほしいんです。




自身を商品とする仕事はきっと、私なんかには想像もつかないほど大変で、


何気無い日常とか、青春の1ページとか、色々なものを代償にして、キラキラ輝く衣装や、スポットライトや、歓声を身に纏う。


時には自分の身をも粉にしながら歩みを止めず進んでゆく。


なぜそこまで出来るのか。

何が貴方をそんなにも貪欲にさせるのか。


私には到底分からないけれど、聞いたらきっと相変わらず綺麗で優しい答えが返ってくるだろうと思う。


もしかしたら本当にそれが全てなのかもしれないし、もしかしたら真実をこちらが知る日なんて来ないのかもしれない。


でもきっと、そんな膨大な喪失を超える何かを手にし続けることは、決して簡単なことではないから。



常に色んな風にさらされ、些細な気持ちの変化一つ二つで環境も関係性も一変してしまうようなこの世界で、神宮寺勇太くんが、アイドルという仕事に、アイドルである自分に誇りを持って、明日もアイドルで居たいと思っていてくれている限り、私は勝手に全力で応援していたい。



アイドルでいるからファンがいる。

ファンがいるからアイドルでいる。



2つはきっと紙一重で、どちらが正解かなんて一概には言えないけれど、私はどうか前者であって欲しいと思う。


後者であるべき時もあるかもしれないけれど、この世界にいるという根本的な意志は、ちゃんと自分の中に留め続けて欲しい。



止まれなくなったから進む、より、確かに自分の意志と希望をもって、一歩一歩進んでゆくその背中を見続けていたいです。



だから、


ファンのため、家族のため、仲間のため、でも何より自分のために、ショーを続けてください。


貴方がこれからもアイドルとして生きることを選んでくれるのならば、当たり前だけど自分の人生だから、自分のためにアイドルでいてね。




21歳もアイドルでいてくれてありがとう。

22歳もアイドルでいようとしてくれてありがとう。


まだまだこれから、沢山沢山沢山、幸せになってください。




心から、大好きです。





2019.10.30